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ウタ達が おどる 場所


by eckkr

このいま











こういういまに

どこに

意識を向けるか




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大きな流れと


小さな流れと





"glocal"







根っこと




果実と







さらに




このいま_c0225733_7182216.jpg











根をつつむ大地と








果実をくるむ空と













何として生きるのか














ウロタン・ケウトゴ
# by eckkr | 2011-05-25 07:22 | しゃしん

風に舞う砂 るんるんと







風に舞う砂 るんるんと





砂は今日も
るんるんと
プルトニウムまかれても
大空をかけめぐる
わっはっは

意味もいいけど
時には無意味
理についてく気など
さらさらさら
世界を置いて旅に出る
旅は踊り
歌は呼吸
理は心
ネガティブはお断り

デモンストレーション
でもインスピレーション
わくわくの交差点
きらきらの喫茶店
地球散歩の出発点
好きに呼べばいいわ
宇宙の勝手でしょ

砂は歳をとるのか
いや砂は歳をとっぱらった
若い茶葉一枚にさえ嫉妬する
恋に生きる女の子

ゴーギャン好みのファッションで
今日も風に舞ってゆく
さらさらさらば
ごきげんよう


“I am hippie.”
“Yes, you are.”



                    2011年5月20日 風砂子邸にて







ウロタン・ケウトゴ
# by eckkr | 2011-05-22 14:13 | うた

はからずも










はからずも





青い空に 埼玉の
そよぐ風に 農道を
いじらしい太陽に 自転車こいで
心奪われ
快感のマッタダナカ
丸出しだったよ おちんちん
はからずも

銭が立つサンフランシスコ
色とりどりの花 人 微笑むバークレー
一茶かけまわり 風砂子かけまわるアンジェリス邸
枝打ちのおじさん
面倒くささの先っぽで
七割五分も出てたよ ぷりけつ
はからずも

同じ時
同じ気持ち
同じように
同じ星で

知らぬ間に
知らぬ想い
知らぬままに
知らぬ星で

はからずも










ウロタン・ケウトゴ
# by eckkr | 2011-05-22 06:07 | うた







鼻くそが乾ききる土地
熱帯夜
旅の始まり
フロントにはインド人女性



道すがら
見つけた標識
route66
興奮する人
それを喜ぶ人
標識は茶色
historicのひと言が添えられる
dead now?
灼熱ともう少しで言いたい日に
断りもなく無言で降り始めた雪
進みのぼる山道
艶っぽさのかけらもない樹々も
白いシャポーをかぶればいくらか風流
瑞々しさのない大地
kaibab forest
足を踏み入ればgrand canyon
ご立派な角のエルクは低木を食む
太った白人たちとボクら
ここでいったい何を食む
覗き込むrim
覗き込むrim
水だけしか口にできずに
浮いているのはpatagoniaのジャケットのボク
何を口にしても食むとは程遠い大根役者
見渡す限りの渓谷に
己の尺を刻み込まれるのはたいへんよろしい
夕焼けも朝日も見せてもらえずとも
頭を垂れろ
かまえては覗き込む
そればかりか
板に着く芝居といえば

乗り出して覗き込んだ神々のまねごとを終え
無垢なエルクとの沈黙の何秒間のあと
路傍で枯れ木を模したエルクをコンマ一秒横目に東へ進む
いのちのありかた
ただただ続く広がり
亀の島はただただ弓の島とは異なると沁みるのは眼 この身

気づけばモニュメントバレーをとぼとぼと
インディアン
おれは何ディアン?
己を試しに岩へと走れば
小ささは爪の垢ほどだと知れば
言葉ではなくただ音だけが内蔵から漏れていく
それでいい
インディアン
うそつかない
うそつかない
叔母の土産はターコイズのネックレス
目の前で慣れた手つきで次々編んでいくナヴァホの女性
隣の店の若い男
イヤホンしたままノートパソコンに向かう
「日本はその後どうなんだ?」
原発震災の言葉に目線を外す彼とボク
ウランの4%
被曝の何%?

これこそグラウンドゼロだフォーコーナーズ
モニュメントには太った白人
太ったインディアン
ボクたち
あたりでひっきりなしに動く採掘の機械
この地で誰が汗ながすのか

夕日は背中に差しておけ
キューバで赤唐辛子に息を荒げ
暗やみの中倒れ込んだベッドは王の憩いの間宿
寒さとアルツハイマーを想い眠れない
結局二つのベッドの掛け布団を重ねるリアルダブルベッド
いつまでも寝心地のいい彼の横

芸術の街はadobeの赤と風の無 空の青と白の雲
トルコ石trailの町madridで土産を買う
自分でトルコ石掘り出し
銀を叩き 熱し 曲げ つなぎ
磨き上げつくりだす謙虚という名の指環
hopiはカチーナいまだに多し
スペイン人が生んだ現代プエブロ
route66に心躍らせる父
まだまだ現役
旅の途中
横目に見ても
似合っているメキシカンパーカー
明日はコロラド
丘の横の農場
再会のとき
甦るnelson









ウロタン・ケウトゴ
# by eckkr | 2011-05-13 15:51 | ひとりごと

旅の途中












同じこと
繰り返す父
旅の途中
食器にあご寄せ
丸まる背の弧


久々に
触れた掌
祖母のよう
深まる皺々
旅の途中かな


砂漠行く
子どものように
輝く目
走るはルート
66
まさに青春
旅の途中


旅の途中
気づけば死んだ
友のこと
続いた「俺は
幸せだ」
息子と歩む
旅に想う真


事の始まり
想ってみれば
記憶のいらぬ
産声の日々
旅の途中で
言わずにいられぬ
感謝のひと言
今夜は夢で
伝えるとする


いびきまで
愛らしいかな
旅の途中










ウロタン・ケウトゴ
# by eckkr | 2011-05-13 15:21 | うた